縮毛矯正講座【縮毛矯正やカラーをトリートメント毛に行う】

縮毛矯正講座 正しい化学反応の技術 3,特殊トリートメントとダメージホール

縮毛矯正講座【縮毛矯正やカラーをトリートメント毛に行う】

さて、ここでは、2度目以降のカラーや縮毛矯正による膨潤影響を話していきます。

早速ですが本題です。

毛髪のpHは、いくつでしょう?

そうですね、4.5~5.5ということが言われています。

多くの方が共有する数字です。
エンパ博士

このpHを超えることで、毛髪は、膨潤します。

例えば水膨潤という現象があります。

これは、pHではなく水素結合が切れ水分が浸透します。そして膨潤します。

この状態では毛髪に過度な負担はかからず、pH7の水は、触れても毛髪のpHに変わるので問題はありません。

縮毛矯正剤の1液、カラー剤の1液のpH

縮毛矯正剤のpHは毛髪強度に合わせ使うことが正しい使い方です。

固く太ければ、pH9レベルでも問題ありません!

細く柔らかければ、低いpHを使うべきです。

どちらにしても、膨潤が起こります。
縮毛矯正講座 疑問
カラーの1液は、pH10ぐらいありますが、これもダメージを考えると酸性系のカラーもあります。

しかし、酸性系でも、膨潤が低いだけでします。

膨潤するということは、ダメージホールが広がるということです。

縮毛矯正剤や特殊トリートメントを毛髪に塗布

目次

縮毛矯正やカラーをトリートメント毛に行う

縮毛矯正やカラーを今までダメージがあったトリートメント毛に行うとどうなるのか?

毛髪に付着すると、当然、毛髪を膨潤させます。

毛髪に薬品を塗布

毛髪を膨潤させると、薬品が毛髪に入りやすくなり、薬品の効果を促進させることになります。

カラー剤は、毛髪に浸透して、酸化重合により、色味を付け、その間にブリーチ効果によりメラニンを破壊する。

そして、反応は進行して、トリートメントは溶けゆるみカラー剤と混ざります。

毛髪は膨潤し膨らんでいくので、薬品は吸われていきます。そして、奥へ入っていきます。

縮毛矯正剤は、S-Sを切ることが目的であり、軟化を起こすために、膨潤を起こさせ塩結合を緩める!

その効果によって、S-Sのもとへ薬品が届きます。

当然毛髪は薬品を吸い太ります。

この時特殊トリートメントは溶けます。

カラーや縮毛矯正でダメージホールはさらに拡大

カラーや縮毛矯正でダメージホールはさらに拡大していきます。

これは、当然ですね!

前回、ダメージホールは、特殊トリートメントで固定されています。

カラー剤を塗れば、特殊トリートメントを溶かし、毛髪内部に浸透し、さらに膨潤します。

縮毛矯正剤を塗っても同じですね!

常に膨潤は加算されていくので、特殊トリートメント技術での髪質改善はあり得ないのです。

そして毛髪は、ポーラス毛となっていきます!

だから、特殊トリートメントを使用した、縮毛矯正などの腕自慢は、何の価値もないのです。

毛髪内部のカラー剤は特殊トリートメントを溶かし、膨潤し更に道を作っていく

ダメージホールに溜まって、更に、カラー剤が毛髪に空洞の道を作る!

そこを基準に染まるが、特殊トリートメントの影響で、抜けることも早く、染まりも悪くなる!

当然ですね!特殊トリートメントが作った穴は、酸化重合した色味がとどまれる状態ではない!
ダメージホールの拡大

ここまで成長すれば、確実にポーラス毛となる!

縮毛矯正講座【縮毛矯正やカラーをトリートメント毛に行う】

まとめ

縮毛矯正やカラーをトリートメント毛に行うと、毛髪は、以前の膨潤からさらに膨潤する!
よって、内部のダメージホールが成長してしまう。
このことによって、特殊トリートメント押しの美容師は、さらにその穴へ特殊トリートメントを注入する!
エンドレスで毛髪内部のダメージホールは、拡張していく。
これが、トリートメントのダメージ連鎖です。

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