縮毛矯正攻略講座「ダメージが起こる仕組み」
化学薬品の毛髪へのストレスは、中途半端な理解で操作すれば必ず毛髪のバランスを崩し、乾燥やうねり、更には変形を起こし、おしゃれとは無縁の状態に変化していきます。
これは、髪ダメージの症状として、お客様が、日常で困る状況です。
あくまでも、化学反応のストレスを与えたからと言って、お客様は、ダメージが有った地は認識していません。
お客様は、ダメージの症状(乾燥・うねり・変形)をダメージとしていやがるだけです。
だから、ノーダメージとして通用するのは、ごまかし剤を使わずこの症状が出ていない状態であれば認識されます。
ここでは、皆様が、気にしている「髪のダメージ」をしっかり分析し、わかりやすいよう説明していきます。
お客様の嫌がるダメージと美容師が隠れダメージを認識しているレベル
ダメージは、お客様が認識するダメージと、美容師が認識しているダメージでは、状況が違います。
お客様は、特殊トリートメントでダメージを誤魔化され、その時良ければ騙されます。
また、鈍感・アコギな感覚、理解が低くメーカーに頼りがちな美容師は、ごまかしで仕事を行います。
本物の口コミと騙されているお客様の口コミが混在しているので少々厄介な時期です。
美容師で厄介なのは、ダメージできることを知りながらも、特殊トリートメントを使う美容師と、本当にそのことを知らないで使う美容師では、悪質性が変わってきます。
立場によって感じ方が違うダメージ状態(お客様)
お客様はやはりダメージ(うねり・乾燥)が出るのが嫌だという考え!
ダメージの症状が出て、初めて「やばい」と理解する!
だから、特殊トリートメントで誤魔化す隠れダメージに関しては、気にしていない!そういう物だと一時的な美髪状況だけ見て理解されている!
毛髪にダメージが起こっていても、特殊トリートメントで抑えられていればそれをダメージだと思わないから
お客様は、この状態にダメージが有るとは思っていない!
しかし、この状態は、エンパ美容師が、特殊トリートメントを毛髪に入れ仕上げたものです。
それは、ダメージホールに異物を詰め込み維持させている状態!
お客様は、これをダメージと認識しない!しかし、エンパニ®の技術者は、これをダメージと認識している。
それは、ダメージホールがまだ存在し隠れているから!だから実験では行うがサロンでの提供は一切ない!
今後、髪は、100%ダメになる!異物が抜けだし、うねり・乾燥が出始める!カラーを行えば確実に内部から抜け出しダメージホールは拡大する!
結果、こうなる。
内部に穴が多くありボリュームが出始め、乾燥しているというのがよくわかる!これは毛髪内部が空洞となり空気が入っているから乾燥と言う現象となる。光の反射が無くかさかさして見える。
結論、特殊トリートメントを毛髪に入れ、一時的にツヤ上げる髪質改善もどきや美髪矯正もどきに関して、入れて誤魔化すこと自体がダメージホールの維持拡大増幅になるので、もどきは美容業界ではだましのテクニックとして認識されるようになる。
特殊トリートメントを使う美容師の考え
ただただ分かっていない!
メーカーに勧められたから!だから使う。
染み込ませれば、髪は美しく見えるから、その時喜ばせてお帰り頂けるからいいと考える!
でも、次回の来店時、お客様の髪は必ずあれている!
また、お客様に特殊トリートメントを使わせる、勧める。
特殊トリートメントが抜けると
特殊トリートメントの艶感は一時的です。
毛髪の隙間に異物を入れ艶を上げているだけです。
しかし、お客様は、暫くしないとその事実が分からない、こんな説明受けて進めるメニューなどないから!
時間がたてば必ずダメージが出ます。
なぜなら、入れた物が抜けたから!ダメージホールの中は空っぽになっているから!乾くと乾燥し変形する。
また、健康毛に行う場合、わざとダメージホールを作らなければ入らない!
それが常識だと思う。それは異常です。
慣れという感覚は、習慣化し、非常識を常識として洗脳してしまう。
ある程度のダメージを消せる美容師の考え
ダメージを消せる美容師(良心的)は、ダメージを与えてはいけないという責任感!出てしまえば重大としてとらえる。
このレベルにある美容師は、他の美容師が作ってしまったダメージを直すことが出来る!
来店時!他の美容師が壊したダメージが有る状態
これを直すと言っていいのは、特殊トリートメントを使わず美髪にすること!
特殊トリートメント入れつ誤魔化すレベルは、どこでもできダメージを繰り返す。
お客様がよく言う
- 縮毛矯正をかけるとケアーが大変!
- 今日明日は洗わないでね!
- 縛らないでね!これは、中が柔らかいから
- ダメージが大きいから、カラーなど控えめに!
- ツヤツヤが取れてきた!
これらの表現は、全てダメージを隠すトリートメント技術の場合です。抜ける、不安定、後のダメージは必須!
今後、特殊トリートメント押しの美容師は、考えなければ死活問題でしょう。
既に、ダメージを直す美容師が存在しつつあるので、今後は、支持されないでしょう。
塗れば、その場、お帰し出来るは、もう認められない。
何も考えていない美容師は、工程だけやればいいという考え自己防衛のみ!
皆様は、正しいことを理解して、後々ダメージが出ない縮毛矯正を選択しましょう。
毛髪のダメージとは
髪のダメージとは、主に、美容施術の過剰な反応で作られる、乾燥やうねりという現象を引き起こす構造変化!
お客様にとって、見た目イメージを損なう状態、乾燥うねり、不潔感が出てしまう状態。
ダメージが進行し更に悪化していくとビビりという現象が起きる。
このビビりにも様々な現象が原因で、種類の違うビビりが存在する。
その度合いによって、直る物もあれば、酷く見えて簡単に直る物、直らないものが存在する。
また、特殊トリートメントは、直すものではなく、一時的なごまかしなので、頼ることは避けるべき。
縮毛矯正で起こるダメージ
縮毛矯正で起こるダメージは、過剰膨潤から起こるダメージが殆どで、重ねるたびにその度合いは酷くなっていく。
初めの縮毛矯正が上手く行くのは、この膨潤での毛髪内部の乱れが低く、更に、特殊トリートメントを仕込まれています。
数日たち、抜けていけば大きなダメージホールが開いている!そんな仕組みです。
また一部ノウハウでは、過剰軟化を起こし、ダメージホールを作り内部に特殊トリートメントを入れ固定するというノウハウが存在していたためです。
このことによって、一度固められたトリートメントは次回の施術で流失するため支えがなくなり酷いダメージになります。
内部の特殊トリートメントは、毛髪内部で完全に定着するのではないので、縛ってはいけない!洗ってはいけないと言う事になります。
だんだん、乾燥が起こったり、うねりが起こるのはそのせいです。
これらは全くの間違いなので、pH7程度の薬品でダメージ無く毛髪は、縮毛矯正が出来ると言う事になります。
また、酸性縮毛矯正が良いと言われるのは、今までのメーカーの提供してきた薬品情報が間違っていただけです。
それは、毛髪強度に対して、過剰な強さの薬品が提供されていたという事!
酸性縮毛矯正で起こるダメージ
酸性縮毛矯正剤によるダメージは、システアミン・GMT・スピエラ等を使うことで残留し内部の不安定を生みます。
これは結合間のゆるみを生み、後に地滑りのように崩れます。
更に、膨潤や軟化を抑えるためにpHを低め設定しているために強いアイロンで引っ張ることになります。
このことにより毛髪は細くなり最後には、カチカチになります。
しかし、カラーなどのアルカリ等で緩められたり、同時施術を行った場合伸ばされた毛髪は一気に緩みます。
ここで、ダメージ崩壊します。
酸性縮毛矯正をちゃんと理解する
酸性縮毛矯正と騒ぎ立てる美容師は、pH7近くに設定されているる薬品で酸性だからよいと言います!
しかし、これは、単純にpH7.1設定でも同じような効果が出ます。
なので、酸性縮毛矯正と騒ぐこと自体が理解していないと言う事です。
また、膨潤と言う毛髪の塩結合を緩ますことが出来ていないので、力で引きます。
なので毛髪は、補足引き延ばされて硬くなります。
結論は、酸性でも、アルカリでも、中性でも毛髪に合ったpHを選べば、ダメージは出ません!それを判別できない実力者は、何でも酸性縮毛矯正と言います。
トリートメント系縮毛矯正で起こるダメージ
このダメージは、単純に特殊トリートメントを入れこむ事で起こります。
本来、毛髪は、ダメージホールを作ってはいけません!
何かを入れ、残すと言う事は、ダメージホールを太らせる、広げる、残すと言う事です。
特殊トリートメントをしっかり入れ込むというのは、ダメージホールをしっかり固定すると言う事です。
では、次回のカラーで毛髪に膨潤が起こると毛髪は、前回のトリートメントが入った穴を基準にもっと膨潤します。
だから、カラーと縮毛矯正の相性が悪いのです。
また、酸性縮毛矯正でこのトリートメントを使わされている美容師は、膨潤もしていない毛髪に染み込ませるという何とも無駄なことをしています。
カラーで起こるダメージ
カラー剤で起こるダメージは、カラーのブリーチ効果と毛髪の膨潤効果による変化と残留物質の影響です。
ブリーチなどは酸素発生効果が強いため、内部成分の変化が加わり毛髪強度が低下していきます。
基本、ブリーチは、破壊なので、髪ダメージは免れませんが、適切な環境で行うブリーチと何も考えないで行うブリーチとでは、この効果は変わってきます。
毛髪の寿命を延ばし、おしゃれを楽しむなら、これらの髪ダメージを考えられる美容師が良いかと思います。