縮毛矯正が上手くなるためには、毛髪がどのような状態でどんな化学反応や技術が必要なのかということを知らなければなりません!縮毛矯正講座では、より必要なこと、基本的な毛髪知識を交えて話していきます。最低限というより、これだけ追求すれば今のレベルよりかなり上がる内容なので、しっかりここから始めてください。クイック美髪矯正シルクレッチを始めた方は、題名にシルクレッチと入った部分をしっかり勉強・暗記してください。
美容業界の基本的な毛髪知識
毛髪の基本知識は、専門書をよく読めばほとんどのことが書いてあります。また、美容学校を卒業した方々は、そこで学ぶ本で基本は身に着けているはずですが、講習で全国を回ると意外にも無知な部分があります。縮毛矯正は化学反応なので、しっかり、毛髪の特徴を理解しないと美髪に向かわせることが難しい内容になります。ダメージを起こすのは、毛髪の基礎知識がないことで起こる事実があるので、知ることが重要です。お客様は、健康で美しい髪を維持したいと誰もが願っていると思います、縮毛矯正やストパー(ストレートパーマ)、カラーなどで毛先が傷んでパサパサな状態を経験したことがある人は多いのではないでしょうか。こんなことは、美容師が知識を持ちレベルを上げていけば必ずお客様の髪は美髪になります。ガンバって行きましょう!
【毛髪とは】
縮毛矯正講座でイメージしてほしい毛髪構造を書きます。この内容は一般的な知識、でもこのような知識の中に思い込みが存在します。髪の毛はメデュラ・コルテックス・キューティクルの3つの部分で構成されています。よく「キューティクルが傷んでいる・剥がれる」と耳にしますが、キューティクルはメデュラ・コルテックスを囲うように髪の毛の表面を覆っています。キューティクルは髪の艶・手触りを大きく左右します。キューティクルは、エピキューティクル・エキゾキューティクル・エンドキューティクルの3つで構成されています。キューティクルの働きは、外部の刺激から髪の毛を守ることです。つまりキューティクルが剥がれるとダメージを受けやすい状態になるということです。
さてさて、縮毛矯正講座では、こんな常識を覚えても仕方ないということです。シャンプーメーカーや美容師は、キューティクルがはがれたから大変と言いますが、毛髪を美髪にする、また、ダメージ毛を美しくするには、キューティクルなんて関係のない条件ということを知ってください!
なぜ?
3年ぐらいの毛先部分でもツヤツヤになるということは、キューティクルは艶に関係ないということになります。今まで思い込み、刷り込みそんな知識がすべてをダメにしています。
次の毛髪は、かなりのダメージです、長さもあります。だとするとキューティクルは?でもつややかな毛髪へ美髪化が起こっています。もう、キューティクルがとか言うのは、恥ずかしいですね。
【髪色を決めるメラニン】
縮毛矯正講座では、縮毛矯正技術には不必要かもしれない毛髪内部のメラニン色素、しかし、美容師は、この色素をとるブリーチ毛でかなり苦戦しています。しっかり内容を把握しておいてください。私たち日本人はほとんどの人が黒髪ですが、地毛が明るい色の人もいます。髪色はメラニンの種類とメラニンの量によって決まります。メラニンの量が多いと光を吸収しますので、髪は黒く見えます。メラニンにはユウメラニン(真メラニン)・フェオメラニン(亜メラニン)があり、私たち日本人に多い黒髪には真メラニンが多く含まれています。メラニン色素を分解する働きを持つブリーチなどで、髪から色素を抜くことにより、茶髪や金髪などに髪色が変化します 。
メラニン色素を破壊する『酸素』この酸素は、カラーでは、色素の酸化剤としてまた、メラニン色素を分解する酸素として活躍します。この酸素は、s-s結合に対しても影響を与え硫黄の力をなくしてしまう結合状態に導いていってしまいます。ランチオニンという形態に入ると毛髪は、s-sの力を失っていきます。すると強度が著しく下がるためphの移動に弱くなります。
【毛髪の成長サイクル】
毛髪は毛穴の下にある毛乳頭で毎日細胞が作られ、作られた細胞が少しずつ上へ押し上げることによって毛髪は伸びます。毛髪はある程度成長すると自然と抜け落ちて、新しい毛髪が生えてきます。このサイクルを繰り返しながら毛髪は伸びていきます。ヘアサイクルには成長期・退行期・脱毛期・新生期・休止期があり、この5つのサイクルを繰り返すことで毛髪は生まれ変わります。一般的に男性は3~5年、女性は4~6年で生え変わるとされています。
毛髪は複雑な構造をしているので、縮毛矯正やカラーを行うときは毛髪の構造を理解した美容師さんがいるお店ですることをおすすめします。
美髪矯正シルクレッチで必要な基本知識
シルクレッチの目的は、お客様が気に入らないご自身の毛髪状態を整え万足が行くコンディションの良い美髪に導くために行う髪質改善技術です。シルクレッチは、美髪縮毛矯正で行う強力な美髪技術の施術時間(4時間)の短縮、安価料金を目的とし、技術者のアイロン工程による負担軽減設定技術、トリートメント感覚で髪質改善を楽しんでいただくために設定された手ごろで結果の出る髪質改善美髪技術となっております。一気に美髪にしてしまうのではなく手軽なトリートメント効果(毛髪内部物質の安定化による髪質改善トリートメント)を目的とした技術内容に設定しております。
導入店ではこの部分をしっかり押さえて、お客様に、勘違いが起こらない施術を行ってください。
注意:強い癖をとることが目的ではありません。しっかり癖をとる場合は、美髪縮毛矯正レベルで行ってください。
シルクレッチで必要な毛髪基本知識
シルクレッチで必要な毛髪知識は、見て感じて触って感じる、硬い・柔らかいという部分と毛髪内部間中物質の密度を感覚でわかることが重要となります。毛髪内部の隙間に関しては、健康毛なのに空間が多くて水分を多く吸収するものやダメージで水分を多く含み膨潤するものとがございます。過剰に水分を含物は、溶解し始めているので要注意です。
シルクレッチ使う化学反応は、S-S結合の還元酸化反応、塩結合の膨潤反応(電離・解離)を使います。この部分の特徴をしっかり押さえて施術に入りましょう。